歯が悪くなって普通のお刺身が食べにくい方には、こうした食べ方もありますので一度お試し下さい。なめろうは叩く回数を加減する事で粘り気や歯ごたえを調整できますから、お好みや食べる方の状態に応じて臨機応変に出来るユニバーサルレシピです。
ブリのなめろう
作り方
1 | 生姜はみじん切り、大葉は縦半分にカットしてから5mm幅くらいの短冊に切っておきます。 ※今回は大葉を薬味にしていますが、一緒に青ネギやミョウガなどもお好みで加えて下さい。 |
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2 | ブリはまな板の上で叩きやすい様に5〜10mmくらいのサイズのサイコロに切っていきますが、どうせ包丁で叩いていきますので、適当に小さくなればOKです。 |
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3 | ブリの用意が出来たら、まな板の上にのせたまま1の生姜と大葉、それに分量の味噌をブリの身の上に載せ、薬味を混ぜ込むように包丁の刃の方で叩いていきます。その際に、包丁を2本使って叩くと早く出来ます。 |
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4 | 薬味が全体になじみ、軽く粘り気が出てくれば完成です。 お好みでレモンなど搾ってどうぞ。 |
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コメント
「なめろう」と言えば、鰺やサンマなどの青背の魚を味噌や薬味と一緒に叩いて食べる漁師料理ですが、「柔らかくしっとり仕上がった喉越しの良い料理」という介護食の条件を全て備えた料理でもあります。
今回は鰺やサンマではなく、脂の乗ったブリを使ってなめろうにしました。用意するブリは柵でも刺身用にカットされたものでも何でも良いのですが、必ず新鮮なものを求めて下さい。お酒にもご飯にも合うおかずになります。