忙しい在宅介護生活では、短時間で出来る炒め物のレパートリーを増やしておくと助かります。保存の利く材料や冷蔵庫にある野菜で色々に試してみましょう。旨味調味料として顆粒出汁の素を炒め物に使うとカツオ風味が効いた和風の炒め物になりますし、鶏がらスープの素を使えば中華風の炒め物になります。炒める具材で色々に使い分けるのも楽しいですね。
チクワと豆苗の和風炒め
作り方
1 | 豆苗はサッと洗って根を切り落としたら、半分に切っておきます。卵はボウルに割り入れ溶き卵にしておきます。チクワは豆苗と同じくらいの長さになるように棒状に切りそろえます。 |
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2 | フライパンにサラダ油(分量外)を熱し、1の卵を強火で大きく混ぜながら手早く炒め、半熟の一歩手前くらいで火から下ろし取り分けておきます。 |
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3 | 2のフライパンをキッチンペーパーなどでサッと拭いたらサラダ油を少し熱してチクワから炒めていきます。火加減は中火です。 |
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4 | チクワ全体に油がまわって炒まってきたら少し火を強めて豆苗を入れ、すぐに分量の酒を入れます。 |
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5 | チクワと豆苗が馴染んできたら残りの調味料を全て入れ、全体を馴染ませたら2の炒り卵を戻し入れ、ザッと全体を炒め合わせたら完成です。(ここで長く加熱すると卵が固まってしまいますので気をつけましょう) |
コメント
財布に優しくて手早く出来る炒め物のご紹介です。ポイントは半熟に仕上げた炒り卵を最後に合わせることで、卵がトロミ調整剤の代わりになり嚥下の悪いお年寄りにも食べやすくなります。また味の面でも卵の旨味が加わりますし、栄養的にもタンパク質が沢山摂れます。歯の悪いお年寄りに提供する場合は、豆苗をしっかり時間をかけて加熱しますが、炒める時に大さじ1〜2程度の水か酒を余分に加えると早く柔らかくなります。豆苗の香りが食欲をそそるユニバーサルレシピです。