嚥下の悪いお年寄りにとっては人参だけだと口の中で散らばって食べにくいのですが、ここにもみ海苔を加えると海苔が人参を口の中でまとめる役割をしてくれるので嚥下しやすくなります。風味も良くなりますから、お年寄りに提供する場合は、海苔を多めに入れた方が良いですね。その場合、海苔が水分を吸って柔らかくなるまで時間をおいてから提供しましょう。
人参の磯部和え
作り方
1 | 人参は皮を剥き長さ3〜4センチ位の千切りにしますが、マッチ棒くらいの太さをイメージして切りそろえて下さい。(皮はお好みで剥かなくても結構です) |
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2 | 人参を鍋に入れ水から茹でていきます。強めの中火にかけ沸騰したら少し火を弱めて3分程度が目安です。食べてみて好みの硬さになっていればザルにあげてそのまま粗熱を取ります。 |
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3 | ボウルに調味料の材料を全ていれたら2の人参も加えます。最後にもみ海苔を一掴み程度、お好みの量を加えて全体をザックリと和えたら完成です。 |
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コメント
人参が主役の和え物のご紹介です。人参に多く含まれるβ-カロテン(ビタミンA)は皮膚や粘膜の健康や視力の維持に役立とされていますし、抗酸化作用も期待出来ますので特にお年寄りには積極的に摂ってほしい栄養素と言えます。油と相性が良いビタミンですので、風味付けにごま油を加えます。千切りにするのが面倒ならスライサーを使っても良いのですが、包丁を使った方が食感は良くなります。半端な人参が残ってしまった時など、こんな風に和え物にしても美味しくいただけますので是非お試し下さい。