フランスでは水が日本と違って硬水の為、野菜を茹でるよりも少ない水で蒸して調理する方が美味しく出来るという事で、こうした調理方法が盛んに用いられます。日本の場合は水が柔らかいので普通は茹でて調理しますが、蒸し煮にすると栄養素の流出も抑えられますしお湯を沸かさなくて良い分早く出来ますから覚えておくと便利です。ブロッコリーなど水の出にくい野菜を蒸し煮にする場合は少し水を足してから火に掛けましょう。
ほうれん草とツナのエチュべ
作り方
1 | ほうれん草はよく洗い、濡れたままザクザクと5センチ位の長さにざく切りにします。 |
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2 | 蓋付きの鍋かフライパンに1のほうれん草を入れ、ツナ缶を中の油ごと加えたら軽く塩を振り蓋をして火に掛けます。火加減は最初は中火で、蒸気が上がってきたら少し弱めます。 |
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3 | そのまま3分程蒸し煮にしたら蓋を取り、全体をかき混ぜたら味見をして塩胡椒で調えたら完成です。蒸し時間は使う鍋や蓋の密着具合で変わりますので、水分が出てこないようなら途中水を足すなど様子を見ながら仕上げて下さい。 |
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コメント
野菜に少量の水とオイルを加えて蒸し煮にする事をエチュベと言いますが、とても簡単で手早く出来ますので是非覚えて下さい。今回ご紹介するのはざく切りにしたほうれん草に缶詰のツナを油ごと加えて作るレシピです。洗ったほうれん草を濡れたままざく切りにしてそのまま使う事で水分を追加しなくても出来ます。蒸し煮したほうれん草はとても柔らかく、歯の悪いお年寄りにも食べやすい料理です。