お年寄りに提供する場合は、サバ缶そぼろと炒り卵は水分を残してしっとり仕上げた方が食べやすいと思います。嚥下も心配でしたら、卵をトロミ液代わりになるように柔らかめの半熟に仕上げて、全体を混ぜながら食べれば食べやすいと思います。こうした料理は、自宅にストックしている食材でいつでも思いついたら作れますので覚えておくと役立ちます。
サバ缶の三食丼
作り方
1 | ご飯にのせる三食の具材を作っていきます。どれから作ってもかまいませんが、サバ缶そぼろからご紹介します。 サバ缶を開けたら、汁ごと小さめの鍋かフライパンにあけて火を付けます。ここで味醂と砂糖を各小さじ1ほど入れて甘味を追加します。 |
|
2 | 1を木べらなどで潰しながら、そぼろ状になるまで煮詰めていきます。作り置きの惣菜として保存する場合は、ある程度しっかり水分を飛ばしてしまいますが、丼にして使い切る場合は少ししっとり目の方が食べやすいかもしれません。このあたりはお好みで。 |
|
3 | 次にオクラを準備します。 鍋にお湯を沸かし、オクラを茹でたら手早く水に取り、粗熱を取ったら小口から刻みます。オクラの硬さですが、歯ごたえを残したいなら20〜30秒も茹でたら充分ですし、柔らかくしたいなら1分以上は茹でましょう。 |
|
4 | 3のオクラをボウルに入れ、2倍濃縮のめんつゆを大さじ1加えて味つけします。これでオクラは完成です。 |
|
5 | 最後に卵を準備します。 卵2個をボウルに割り入れたら、ここでも2倍濃縮のめんつゆを大さじ1加え溶き混ぜます。 |
|
6 | 5の卵を熱したフライパンで加熱して炒り卵を作ります。 炒り卵の硬さもお好みで。お年寄りに提供する場合は、半熟程度にした方が食べやすいと思いますし、すぐに食べずにお弁当などで持って行く場合はしっかり火を通しましょう。 |
|
7 | 丼にご飯をよそったら、サバ缶そぼろ、オクラ、炒り卵を彩りよく盛り付けて完成です。 |
|
コメント
サバ缶を使ったそぼろの作り方を以前ご紹介しましたが、今回はそのそぼろを使った三色丼のご紹介です。
一般的な三色丼はミンチ肉を使いますが、ストックしてあるサバ缶を使えばいつでも思い立った時に作れますし、とても美味しいので是非試して下さい。三色の黄色は卵で、これはどのご家庭でもストックがあるかと思いますし、青の野菜の部分は冷蔵庫のありものを使えばいいと思います。今回は今が旬のオクラを使いました。
味つけも卵と野菜に関しては簡単にめんつゆだけにしましたが、サバ缶そぼろにしっかりとした味がありますので味つけなしでも美味しく食べられると思います。