雷豆腐のユニバーサルアレンジ

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かみなり豆腐という料理をご存知でしょうか。高温に熱した多めのごま油で木綿豆腐を炒りつけただけの素朴な料理で、炒めるときに雷の様に大きな音がするから雷豆腐というわけです。

通常はごま油で炒りつけるだけで、味つけもせずに食卓で醤油や塩を振って食べるのですが、今回は介護食を意識して少しだけ工夫をしたレシピをご紹介します。

工夫というのは砕いた麩を加えることで、豆腐から染み出す水分を麩に吸わせてしまいます。お年寄りの場合、固形物と水分の分かれた料理が誤嚥しやすい料理という事がありますので、こうする事で水分の分離を防ぎ全体にまとまった料理になります。レシピでは薄めの味も付けて薬味に刻んだネギも入れましたが、これはお好みでかまいません。

材料 : 2〜3人分

調理時間目安 : 10分

レシピ

材料
木綿豆腐 1丁(350g)
おつゆ麩 8g
青ネギ 適量(1〜2本程度)
ごま油 大さじ1〜3
調味料
醤油 大さじ1
みりん 大さじ1
2つまみ

作り方

1

豆腐はキッチンペーパーでおさえ軽く水切りします。

青ネギは小口から切っておきます。

おつゆ麩はビニール袋に入れて軽く叩くか、指で潰してボウルなどの器に入れておきますが、あまり細かく潰す必要はありません。ざっくりで結構です。

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2

鍋を中火にかけ、ごま油を熱します。ごま油の量は大さじ1〜3としました。本来多めのごま油で炒りつける料理なのですが、お好みで調整して下さい。

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3

ごま油を充分に熱してうっすら煙が出るくらいになったら豆腐を塊のまま鍋に入れます。

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4

雷が鳴るような盛大な音がしますが、怯まず木べら等で大きく潰しながら炒りつけます。

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5

豆腐がある程度潰れて温まってきたら、塩を二つまみ振り入れ、醤油とみりんも入れて一混ぜします。

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6

5の鍋に潰した麩を入れてざっくりと底から混ぜ水分を吸わせます。

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7

最後に刻んだ青ネギを加えたら火を消して器に盛り付けたら完成です。

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雷豆腐は炒り豆腐の様に具材を入れずに豆腐だけを油で炒りつけるので、思いついたらすぐに出来る簡単時短料理です。介護生活は何かと忙しいですから、こうしたレシピをいくつか頭に入れておくと便利だと思います。

今回、おつゆに入れる麩を使ってユニバーサルレシピに仕立てましたが、豆腐もおつゆ麩も白いですし、麩は砕いて入れていますので、入っているとは言われなければ気づかないと思います。

麩に水を吸わせてまとめるテクニックは普通の炒め物等にも使えますので、色々に試してみて下さい。

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