病院に行かない選択

介護士や介護関連の仕事をしている方なら良くご存知かと思いますが、お年寄りが体調を崩した場合に、医者に診せて状況が良くなることはあまりありません。

特に入院した場合には、確実に体力を落として戻ってきます。

先日も私が関係しているサービス付き高齢者住宅の方が入院されました。

この方は入院する前は自立出来ている方で、食事も1階にある食堂まで自分で降りてきて食べている方でした。

それがしばらく入院して戻ってきたら、食事がミキサー食になっていたのですが、退院してから1ヶ月以上経つ今でもミキサー食のままです。

勿論、食堂まで自分で来ることも出来ないので食事は介護士の方がお部屋まで運んでいる状況です。

こんな事もありました。

女性の方で、入院前は刻み食ではありましたが普通に皆と一緒に食堂で食べている方でした。ところが退院後は移動が車椅子になると同時に食事もミキサー食に変更になり、それも以前に比べて量を食べられなくなってしまいました。

こうなると後は寝たきりに向かって進んでいくしかなくなります。

一体何のための入院だったのかと思うのは私だけではないと思います。

実は私が自分の父親を介護していた時も、何故かパーキンソン病の様な症状が出たことがあり、私が医者にお願いして薬の見直しをしたところその症状が治まった事がありました。

つまり薬の副作用でパーキンソン病の症状が出ていたのですが、私が薬を疑わなかったらそのままパーキンソン病の症状を抑える別の薬を追加して出されていたでしょう。

言い方は悪いですが、今の医療は薬を売るためのマッチポンプの様な所がありますので、あまり信頼しすぎずに少しは疑って掛かる姿勢も必要です。

結局人間が元気を維持する、あるいは健康を取り戻すために一番大切なのは毎日の生活習慣と食事だと思います

規則正しく生活し、しっかり食事をすることがそのまま健康寿命の維持に繋がります。

施設に入っている方は、半ば強制的に医療と関わる事になりますので仕方ない面がありますが、自宅で介護されている場合は少し医療と距離を置いてみるのも、選択肢の一つとして持っていてもいいのではと思います。

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