歯の悪いお年寄りに提供する場合は、入れる具材は細かく刻んで作りましょう。完成品を刻むのと違って、中の具材が小さく刻んであるお料理でしたら見た目はあまり変わりませんし、お年寄り以外の方も違和感なく一緒に食べる事が出来ます。嚥下の悪い方に提供する場合は、中濃ソースにケチャップやお好みでマヨネーズを加えて濃度のあるソースを作り、たっぷりと付けて食べると食べやすくなります。色々と工夫して、トロミ調整剤はなるべく使わなくても良い食事にする事を心がけましょう。
ズッキーニとベーコンのオムレツ
作り方
1 | 玉ネギは3〜5ミリ厚さにスライス。ズッキーニも同じくらいの厚さで輪切りにします。ベーコンは1センチ幅に切っておきます。卵はボウルに割り入れ溶き卵にしておきます。 |
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2 | フライパンにオリーブオイル(分量外)を熱し、ベーコン→玉ネギ→ズッキーニの順に炒めていきます。この時に軽く塩・胡椒しますが、ベーコンから塩味が出ますので、塩を振り入れる前に一度味を見て、必要なら塩を加える様にして下さい。火加減は中火です。 |
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3 | 玉ネギが透き通ってきて、軽く火が通った感じになったら火を止め、1の溶き卵のボウルに炒めた具材を入れてざっくりと混ぜ合わせます。この段階でズッキーニは生っぽくてもかまいません。フライパンは洗わずにペーパーでさっと掃除して再び中火にかけます。 |
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4 | フライパンにもう一度軽く油を入れ、3のネタを流し込みます。ジュッと音がしてネタが落ち着いたら、少し火加減を弱めて蓋をします。 |
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5 | 3分程焼いたらフライパンの縁の部分をそっと持ち上げてみて程よい焼き色が付いていたら裏返します。この時、一度大きめの皿でフライパンに蓋をしてそのままひっくり返してネタをお皿に移しそっと滑らせてフライパンに戻すと失敗無く裏返せます。 |
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6 | 裏返したらもう一度蓋をして更に3分ほど焼き、竹串を刺してみて何も付いてこなければ焼けています。お好きなサイズにカットして召し上がれ。 |
コメント
スペインやイタリア風のオムレツでは定番のズッキーニとベーコンを使ったオムレツをご紹介します。最もシンプルな作り方をご紹介しますが、お好みでチーズを入れたり牛乳や生クリームでコクを付けたりと色々にアレンジも楽しめます。フランス風の、木の葉型にフライパンでトントンと形を作るオムレツはプロでも慣れないと難しいのですが、この作り方なら火加減だけ間違えなければ誰でも失敗無く出来ます。今回は4人前の分量でレシピ作りましたが、最初はこの半分くらいの少ない量で作る方が扱いが簡単で失敗無く上手に出来ると思います。お試し下さい。