南蛮漬けには色々な作り方があり、出汁を使わずに調味料と野菜の水分だけで作るやり方もあります。ご紹介した出汁を使う作り方はお酢の味がマイルドになるのと全体がしっとり仕上がるのでむせやすいお年寄りには食べやすくなります。お年寄りを意識した献立の場合にはこちらの作り方をおすすめします。
鶏むね肉の南蛮漬け
作り方
1 | 玉ネギは繊維に沿って薄く切っておきます。鷹の爪は種を除き輪切りにします。鶏むね肉は皮をはがして一口大のそぎ切りにします。鶏肉の皮は捨てずに一緒に焼いて漬け込みましょう。 |
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2 | 漬けダレを作っておきます。配合は出汁2に対して、酢が1、醤油と砂糖が0.5の割合です。出汁は水と出汁の素でかまいません。 |
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3 | フライパンに多めの油を熱したら、1の鶏肉を片栗粉をまぶしながら焼いていきます。火加減は中火です。 |
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4 | 肉の周りが白く色が変わってきたら手早く裏返して両面を焼きます。そぎ切りにするとすぐに火が入りますので焼きすぎには注意しましょう。 |
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5 | 焼けた肉を熱いまますぐに漬けダレに付けていきます。肉の上から玉ネギと鷹の爪も漬け込んだらそのまま冷ませば完成です。すぐに食べてもいいですが、冷蔵庫で保存食にも出来ます。 |
コメント
今回は覚えておくと便利な南蛮漬けの作り方をご案内します。魚や肉を野菜と一緒に甘酢の漬けダレに漬け込むのが南蛮漬けですが、この甘酢を配合比率で覚えてしまいます。比率で覚えると量が増えても減っても同じ味で作る事が出来ますので応用が効きます。今回は漬け込む材料を鶏むね肉にしましたが、アジやタラなどの魚でも同じ漬けダレで美味しく出来ます。材料を揚げるのが面倒な場合は、ちょっと多めの油で揚げ焼きにすれば後始末も簡単です。ご紹介するレシピは使う野菜が玉ネギだけの最もシンプルな材料でのレシピですが、野菜はお好みで追加して下さい。その場合、全体の材料が浸かる程度にタレの量を調整しましょう。