テレビや雑誌の健康情報を信じてはいけないわけ −その1−

今日は、テレビや雑誌の健康情報を頭から鵜呑みにして信用してはいけませんよという話しをしてみたいと思います。勿論、その理由もちゃんと説明いたしますが、長くなりますので、2回に分けてお伝え致します。

最近でこそテレビの健康番組で紹介された食材が翌日スーパーから消えていた的な話しはあまり聞かなくなりましたが、それはあくまで以前の様な極端な事が無くなっただけで今でもやはりテレビの健康番組の影響は絶大です。

特にネットをあまりやらない世代は今でもテレビや新聞・雑誌と井戸端会議が主たる情報源ですから尚更です。

こうした媒体の全てが間違った情報を流しているとは勿論言いませんが、それらが娯楽である以上、いろんな情報を虚実取り混ぜ面白おかしく誇張して伝える傾向があることは肝に銘じて判断する必要があります。

少し古い話になりますが、民放の人気番組だった「発掘あるある大辞典」で納豆のダイエット効果が放送されるとあっという間にスーパーの棚から納豆が消えるほどのインパクトがあったのに、後日、放送された内容がねつ造された物だったことが発覚し番組が打ち切りになるといった事がありました。まあこれは極端な例ですが、実際には特定の条件のもとでないと効果は無いのに、さも効果がある様に誤解させる演出で放送される事はあるのでは無いでしょうか。

そして、これが一番重要な点なのですが、現在信じられている「科学」をベースにした栄養についての見識は「コロコロ変わる」事です。

有名な例をあげます。今では第六の栄養素とまで言われ重要視されている食物繊維ですが1980年頃までは全く人にとって役に立たないどころか、小腸での栄養吸収を妨げるので食べない方が良いとまで言われていました。それが1972年にイギリスの研究で大腸ガンの予防に食物繊維が大きな働きをしているという事が分かり、これをきっかけに食物繊維の研究が行われる様になり、結果第六の栄養素と言われるほどの事実が分かってきたという事があります。

もうひとつ例をあげます。塩分についてです。

今の世の中の常識では塩分を摂りすぎると高血圧になり体に悪いという事になっています。

特に日本は和食の影響もあり塩分摂取量が欧米に比べて多いので頑張って減らしましょうといった事が一般的に言われています。
その証拠に、スーパーに行けば減塩味噌汁や減塩醤油など「減塩」と名前のついた食品が沢山売られています。

スーパーだけではありません。医者に行っても血圧が高めだから塩分を減らして下さいと普通に言われます。

ちなみに推奨されている日本人の一日当たり塩分摂取量は男性7.5g女性6.5gです。

これは小さじ1杯程度の量ですから、たったそれだけの塩で朝昼夕三食の味つけをまかなうことは事実上不可能です。朝食で味噌汁を一杯飲み梅干しを1個食べたらそれだけで3gを超える塩分を摂ることになります。海苔に醤油を付けてご飯を食べ、おかずに魚の干物を食べたら一体何グラムになるのでしょうか?不可能と言った理由が分かっていただけると思います。

長くなりましたので、今回はここまでとし、次回で「塩分の常識」について新しい情報を元にお伝え致します。

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