医者と薬と健康と

私は男ですし、まだ60歳にも届かない年齢なのですが立派な「骨粗鬆症」です。

男性で骨粗鬆症は割と珍しいのですが、私の場合は子供の頃に常用していた薬のせいで、いわば薬害による骨粗鬆症です。

実は自分が骨粗鬆症だとハッキリ医師に診断していただいたのはほんの5〜6年前の50歳を過ぎてからで、それまでは多分そうだろうなと思いながら知らずにいました。

なぜ「多分そうだろうな」と思ったかというと、レントゲンを撮影してハッキリ折れてますよと言われたのが7カ所ありまして、折れていると思いながら医者に行かずに治してしまったのが2〜3カ所あります。

特にスポーツをしている訳でもなければ危険な仕事をしている訳でもありません。

普通に生活をしていく中で、ほんのちょっとした事で折れてしまうんです。

そんな風なので、普段の食事でもカルシウムを意識して多めに食べているのですが、それでもやっぱり折れるときは折れます。

私の場合はステロイド性骨粗鬆症というやつなのですが、これはもう治らないそうですし、付ける薬もないのでほったらかしです。

そんな事もあり、私は西洋医学の薬を長期にわたって常用する事にとても抵抗があります。

父を介護していた時も、父の挙動がおかしかったので真っ先に薬を疑い、掛かりつけ医に相談して減薬していただいたら、おかしかった挙動が治ってしまったこともあります。

この時の話しは以前の記事でも書いたことがあるのですが、父にパーキンソン病的な動作が見られたので医師に相談したら、追加で薬を出されそうになり、その前に現在服薬中の薬に何か原因が無いのか調べてくれとお願いしたら、沢山出されていた薬の一つにそうした副作用があることが判明して一件落着したという話しです。

毎日毎日、あんなに沢山の種類の薬を飲み続けて体に良いわけがないと思うのですが、医者も飲まされる年寄り達も全く疑うこと無く薬を飲み続けています。

そんな中、先日東洋経済オンラインでこんなタイトルの記事を見つけました。

 

「認知症の数十万人「原因は処方薬」という驚愕。危険性指摘も医師は知らず漫然投与で被害拡大!薬害・廃人症候群を知っていますか?」

 

これ多分氷山の一角だと感じます。記事には薬を辞めると認知症の症状も消えて無くなると書いてありましたので、私の父のパーキンソン病と同じですね。

現在の医療は疑うことから始めないと無批判に全てを受け入れてしまうとおかしな事になりかねないです。特に血圧や睡眠薬系の薬は気をつけて下さい。

困った話しですが、これが今の世の中で起きている現実です。
北海道の夕張市が財政破綻して市立病院がなくなった際に、病院に通えなくなるお年寄りが増えて大変な事になると言われていたのに、蓋を開けてみたら病院がなくなってから平均寿命が延びたという有名な話しもあります。

「医者とハサミは使いよう」くらいに考えて、気楽に医療と付き合う事もこれからの生活の知恵と言えそうです。

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