近年は全国的に暑い夏が繰り返されていますし、都市部の暑さはもう人間が冷房に頼らず自然に暮らせる限界を超えていると感じます。
発汗などによってただでさえミネラル分の消耗が激しい季節が夏なのですが、冷房の使いすぎによる自律神経の狂いなどもミネラルの消耗に影響しているのではないでしょうか。
鉄や亜鉛などに代表されるミネラルは体内で合成出来ませんので、100%食事で摂るしかありません。そこで夏場に積極的に摂りたい食品をいくつか挙げてみます。
と言っても、基本的には旬のものを食べていれば良いのですが、スーパーには何でも揃っていて何が旬なのか分からない面もありますので以下参考にして下さい。
まずオクラです。オクラと言えばネバネバ野菜ですからミネラルというより食物繊維をイメージするかと思いますが、カルシウムもしっかり含んでいます。
夏の野菜と言えばモロヘイヤがありますが、この野菜もカルシウムが豊富です。オクラと同じくネバネバ野菜ですから食物繊維も豊富です。
あまりメジャーではありませんが、ツルムラサキもモロヘイヤやオクラと同じくカルシウムと食物繊維を多く含んだ夏野菜です。
夏が旬と言うわけではありませんが、スーパーでオクラの近くで見かけることも多い春野菜のアスパラガスはカリウムを多く含む野菜です。
夏が旬のトマトにもカリウムが沢山含まれています
カリウムはナトリウムと一緒に細胞内の水分量の調整に重要な働きをするミネラルですので、熱中症が気になる夏場にはしっかり補給したいミネラルと言えます。
美しい髪の毛や頭皮の健康を維持するのに関係するミネラルが亜鉛です。
これは女性に限らず男性も気になるところですが、真っ先に思いつくのはレバーや牡蛎だと思います。
しかし夏に沢山消費されるウナギにも亜鉛は含まれていますので、最近は高級品になってしまいましたが、ひと夏に一度は食べておいても良いのではないでしょうか。
次に鉄分ですが、女性は男性に比べて不足しがちですので意識的に食べている方も多いと思いますが、夏に美味しい枝豆にも鉄分は含まれています。
枝豆を茹でてサヤから出し、同じく鉄分の多いヒジキと一緒にサラダにしたり煮物にするとしっかり鉄分の補給出来る副菜になります。
以上、ざっと挙げてみました。
私はビールが大好きで毎日欠かせないのですが、実は飲酒と喫煙はミネラルを消耗する生活習慣と言われています。
だからと言ってビールを飲むなと言われたら私の場合絶対無理ですので、消耗するミネラルを枝豆で補給しつつ、今日も美味しくビールを飲みたいと思います。