嚥下の悪いお年寄りに提供する場合は、煮汁に片栗粉でトロミ付けして餡かけにすれば食べやすくなります。歯の悪い方でしたら、京揚げだけ盛り付けてからハサミで小さくしてもいいですね。カブは歯茎でも潰せる程度に柔らかくなりますのでそのままでも問題ありません。
カブと京揚げの煮物
作り方
1 | 小カブは皮を剥き、一口サイズのくし切りにします。今回は6等分にしましたが、使うカブの大きさでこの辺りは調整して下さい。 ※葉付きのカブでしたら2センチ位葉を残して葉を落とし、剥いた皮と一緒に浅漬けにしたりキンピラにしても美味しいので捨てずに利用しましょう。 |
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2 | 京揚げは縦半分にしてから1センチ幅くらいに切りそろえます。京揚げが手に入らなければ普通の薄揚げでかまいませんが、その場合は1枚だとボリュームが出ないので2枚使いましょう。 |
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3 | カブと京揚げを鍋に入れ、煮汁の材料を全て入れたら火に掛けます。 |
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4 | 沸騰してきたら落とし蓋をして火加減を弱火か弱めの中火にし、そのまま10分ほど煮込みます。 ※落とし蓋がなければクッキングシートやアルミホイルなどで代用しましょう。 |
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5 | 10分経ったら竹串をカブに刺してみて、スッと通れば煮えています。火を消して、出来ればそのまま10分ほど休ませると味が染みてさらに美味しくなります。 |
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コメント
簡単な小カブと薄揚げの煮物をご紹介します。出汁10に対して醤油とみりんが各1の割合で煮物にしますが、この割合は煮物全般に使えますので覚えておくと便利です。一般的には「八方だし」の方をご存知の方も多いと思いますが、これは出汁8に対して醤油とみりんを1の割合にしたものです。今回使う10:1よりも味が濃いのですが、肉や魚が入る煮物に使う場合は八方だしの割合が合いますが野菜と豆腐類の組み合わせなど、使う素材の味が強く無い場合には10:1の割合の方が失敗なく出来ますし素材の風味が生きてきます。一度作ってみて自分なりの割合を探すのも楽しいと思います。